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2006年2月17日 (金)

エコ農家になれない有機農家

農林水産省のある方からすすめられ石川県のエコファーマーの認定を受けようと、二年前から準備を進めてきた。昨年は、小麦が石川県の対象作物ではなく、調整中とのことで一年待ったが、結局対象にはならないとのことで、水稲・大豆・大麦での申請準備となった。しかし残念ながら、今回も申請を見送ることにした。本日午後、担当の津幡農林総合事務所に出向き、三名の普及員の方からコメントを頂き、その内容から決意した。つまり自分から取り下げたのだ。彼らの指導はこうだ。1、面積が大きすぎる。2、現在の管理状態(雑草のことだと思う)では、苦情が出た場合、石川県が何故認定したのかが説明ができない。

面積を減らしての申請を打診されたが、自分の思いと合致しなかっため取り下げることにした。正直悲しかった。技術的には発展途上であるし、お世辞にも草が無いとは言えない、しかし、ここ数年は除草の技術も上がり、県外から訪問する多くの農業者・実儒者からも、他県の有機農家と相対して、その技術を評価してもらい、手ごたえを感じていた。しかし、地元の専門家から低い評価を受けていたとは、大変残念に思う。

有機JAS制度は消費者保護の為の法律である。一方で、エコファーマー制度は、環境保全型農業を振興させる事が目的だと思う。石川県では技術の面で、慣行栽培並みの成果?が認められなければ気持ちよく認定できないということか?文章が、批判や愚痴っぽくなってきたので、この辺で止めよう。

実は、石川県農林水産部とは、過去にも、似たようなやりとりが2度あった。最初は、有機認証の相談に行った時、野鼠航空防除地帯であることがネックになって申請を断念した。2度目は、農業生産法人化の相談に行った時、担当の普及員から補助金目的と取られ、時期尚早と指導された。

しかし、結果としてはその当時の指導が適切で、今日の経営があると思う。現実を認識し消化することが大切で、前者は有機認証NPO JONAさんとの出会いをうみ。後者は、農産工房「金沢大地」の設立に発展した。つまり、現在、当農場の農法やその結果は、農業関連者から見て、未熟に写り、市民権を得ていないと言うことだろう。申請を断念するにあたり県の担当者に申しあげた事を復唱しよう。「当農園の有機農業技術は発展途上であるが、農業の専門家である普及員の方々から管理不足と指摘されるたことは、厳粛に受け止めるべきである。今後は技術を磨き発展させ、県の普及員の方に、認めていただけるような営農を実践できるようになったときに、再度認証のお願いに参ります」

つまり、頑張るということだ。この経験をバネにして、技術を高め有機農業の発展に寄与できるような経営体を目指すのだ。周りの目や論評など気にしてはいられない。問題は全て自分の営農の中にあるのだ。頑張れ日本の有機農業!!

Posted by 井村辰二郎 at 03:28 午後 営農 |

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コメント

どもども、井村さん。

エコ農家になれない有機農家。
…三度、読み返しました。

遠田は、石川県の普及員さんを、真面目で熱心だから大好きです。

遠田は、井村さんのミッション経営とその実行力を尊敬しています。

だからかな、
ちょっと、涙がでました。

遠田は、頑張れ…という言葉は好きじゃない。

世間を(外部環境を)コントロールすることはできない。とくに、自然環境などはコントロール不可能。

しかし、
自分がコントロールできることはある。

互いに共通する「思い」はあるはず。

いずれ、その思いを共有し
喜びを共にするために、
今、自分ができることで、
変えて行きたい。

…と感じました。

投稿: 遠田幹雄 | 2006年2月17日 (金) 22時46分

遠田さんこんにちは。難解な文章を3度も読み返していただき、恐縮です。最後まで、読んでくれたのは、遠田さんと県の担当者くらいかな?と思います。さて、遠田さんがまとめてくださったのは、解りやすく、代弁していただいたような感じです。さすがです。私は県の関係者や、普及員さんとは良好な関係で、今でも助けていただいている身です。しかし、有機栽培技術や土作りの技術について、もう少し踏み込んできてほしいなと言う希望もあります。遠巻きに見て、静観していらっしゃると言うのが感想でしょうか。個人的には、一人でも多くエコ農家が増え、有機農家へ発展?すれば良いと考えます。今回の件も、自分が模範的農家でないのが残念で、情けなく思いました。私のエネルギーは「頑張るです」笑)

投稿: 井村辰二郎 | 2006年2月21日 (火) 06時56分

>つまり、頑張るということだ。
>この経験をバネにて、技術を高め有機農業の発展に寄与できるような経営体を目指すのだ。
>周りの目や論評など気にしてはいられない。
>問題は全て自分の営農の中にあるのだ。
>頑張れ日本の有機農業!!

マメジンの活動で大豆農地を見せてもらったせぐちす。
私は農業についてもまったく知りません。
でも、全ては前向きに捕らえる心の持ち方(姿勢)が一番大事だと思います。
「頑張れ」でなくて「顔晴れ」で進んで行って下さい。
かげながら応援しています。

投稿: せぐちときじ | 2006年2月24日 (金) 06時35分

せぐちさん。激励ありがとうございます。「顔晴」力の出る言葉ですね。力がわいてきました。無農薬の大豆の素晴らしさ、伝えるために、マメジンさんの活動に負けないように頑張ります。(また言ってしまった)

投稿: 井村辰二郎 | 2006年2月24日 (金) 08時27分

どもども、井村さん、せぐちさん。
「顔晴」ですか。なかなかすごい言葉ですね。
そうか、そうかもしれません。
「思い」は「顔」に出ますよね。
晴れ晴れとした顔で、ヒトと接しようと
…そういう気づきをいただきました。
ありがとうございます。

投稿: 遠田幹雄 | 2006年3月 2日 (木) 23時37分

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