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2006年3月18日 (土)

農を変えたい! 3月集会 2006年3月25日(土) 日本青年館

「農を変えたい! 3月集会」が 2006年3月25日(土) 日本青年館で行われる。兵庫県有機農業研究会の推薦で、リレートークに参加することになった。パンフレットに印刷するレジメの依頼を受け、作文してみた。

~千年産業を目指して~豊かな農地と営みを子孫へ継承するために  

● 井村家の食糧自給自足率(カロリーベース)

私は、土地利用型の穀物生産農家です。米・麦・大豆を中心に生産しています。小麦栽培を始めるまで、我が家の自給自足率は50パーセントを超えるのがやっとでした。しかし、豆腐・納豆・味噌・醤油等・小麦粉など自家原料製品を増やす中で、徐々に上がってきています。日本の伝統食を守り、家庭での「食育」を進め、食べ物や命について親子が語らうことが重要です。加工食品や中・外食で使用する材料の原産国表示は、是非進めていただきたいと思います。

●農業が甘えて自然破壊している場合ではない。

21世紀は汚染者支払い原則(汚染や破壊をした当事者がその責任を負う)社会。農産業も、環境保全型の活動を行うべきである。農業だから殺虫剤を使ってもいい、農水省が認めているから使うのではなく、自分の価値観と基準で考えてほしい。疑わしいものは使わない、環境負荷になることはしない産業であるべきです。

● 経営形態にとらわれず、個性ある地域の農を守り発展させるべきです。

「担い手」「国際競争力」などの言葉が頻繁に使われます。大きなこと・生産性が有ることだけが重要なのでしょうか?隣のおばあさんが作った大根。故郷の親戚が送ってくれたミカン。安心で情を抱いて食することができます。例えば、ICチップやバーコードで追跡できる情報がトレーサビリティーなのでしょうか?農産物は工業製品とは違います。地域の個性や文化が継承され、生産者や農産物の絶対的な価値が評価されるべきです。この国に、地域や農民の個性や存在意義が無くなったとき、価格・品質の相対だけで競争しなければならない時代が来るのです。

● 慣行栽培・自然農法・有機JAS・無肥料栽培・・・etc.

「無農薬・無肥料栽培が究極の農法だ」「有機JASでは農薬を使っているからインチキだ」などと発言なさる方がいます。法のゆがみが、様々な中傷を生んでいるのでしょうか?大切なのは日本の農を次代へ継承すること。農法への考え方で対立軸を作るのは止めましょう。他の農法と相対・否定して、消費者にアピールするのは止めましょう。自分の情報を開示する。消費者保護とは何か、もう一度考えましょう。

● エコ農家に成れなかった有機農家

石川県のエコファーマーの認定を受けようとしたが、担当の普及員さんから良い返事はもらえなかった。農薬・化学肥料を減らす技術と・成果が不足しているとの見解だ。大変心外で残念だった。私の有機農業経営は市民権を得ていないと痛感した。低い反収や除草技術、まだまだ発展途上であることは、真摯に受け止め、今後も努力しようと思う。

Posted by 井村辰二郎 at 10:35 午前 イベント |

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コメント

初めまして。
ブログ拝見しました。
写真つきで非常に面白く読ませていただきました!
私の勤める会社で運営しいる日本の第一次産業ポータルサイト『第一次産業.NET』でこのブログを取り上げさせて頂こうと思うのですがいかがでしょうか?多くの方にこのブログを見ていただけるように協力できればと思います。
一度簡単なご連絡だけでもいただければと思います。
メールお待ちしていますのでよろしくおねがいします。

投稿: (株)ライフラボ 風間幸太 | 2006年3月20日 (月) 01時26分

(株)ライフラボ 風間幸太 さんコンニチは。コメントありがとうございます。発展途上の有機農家ですが、広く紹介いただければ幸いです。今後ともご指導ください。まずは連絡まで。

投稿: 井村辰二郎 | 2006年3月20日 (月) 16時00分

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