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2006年3月 9日 (木)

60℃→10分間

060309_174108_M この表題で「種モミの温湯消毒」と、ピンとくる方はお百姓さんか農業普及員さんだろう。もしかしたら、水稲農家の方でも実践経験のない方がいらっしゃるかもしれない。水稲の育苗では、バカ苗病など種子の保菌に由来する病害を防ぐために、昔から「温湯消毒」の技術が用いられてきた。牛乳の殺菌に似ている、高温なら短い時間で、低温なら長い時間をかけて殺菌するのだ。昔は我が家でも、お風呂のお湯に一晩種籾を浸けて消毒をしていた。最後に入る人の仕事で、兄弟で譲り合いをしたものだ。笑)慣行農法では、省力化の為に「ヘルシード水和剤」等の殺菌剤を利用するのが一般的だ。消毒を終えた排水は川や海に垂れ流すことも日常である。百歩譲ってもこの農薬は使うべきではないと思う。
本日、温湯消毒を行った。900kgの種を半日かけて消毒した。種籾は品種別に色違いのネット(巾着袋)に五キロづつ小分けする。本年は五品種なので、赤・青・緑・黄色・白の袋を使用した。写真は緑のネットに入った「コシヒカリ」。実は、温湯消毒するには大量のお湯が必要になる。私の場合、900キロ消毒するには、75度のお湯を約1000リットル沸かさなければならない。家庭のボイラーやガスコンロを使っていては大変な作業だ。ここに、安易な農薬が普及した原因があるのかもしれない。しかし、当農園では豆腐製造用のプラントが活躍してくれる。一人でも、半日有ればその作業を終えることができるのだ。

以下、代表的な薬剤名
ヘルシード水和剤(ペフラゾェート)     
テクリードCフロアブル(イプコナゾール・銅) 
スポルタック乳剤(プロクロラズ)         
トリフミン乳剤(トリフルミゾール)         
スターナ水和剤(オキソリニック酸)        
スポルタックスターナSE(プロクロラズ・オキソリニック酸)
トリフミンスターナSE(トリフルミゾール・オキソリニック酸) ヘルシードスターナ水和剤(ペフラゾェート・オキソリニック酸)
ヘルシードスターナフロアブル(ペフラゾェート・オキソリニック酸)
ヘルシードTフロアブル(ペフラゾェート・チウラム)
モミガードC水和剤(銅・フルジオキソニル・ペフラゾェート)
モミゲンキ水和剤(生物農薬)  

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Posted by 井村辰二郎 at 06:07 午後 営農 |

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