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2006年5月16日 (火)

ポジティブリスト1

前回の記事が中途半端だったので。ポジティブリストについてもう少し書きます。今まではネガティブリストとよばれ、残留してはいけない農薬250種類くらいを規制していました。ところがこの方法だと、海外で使われた新しい農薬や、日本で使われる農薬が、飛散の事故などで使用基準が無い作物にかかってしまった際などに、その農産物の流通を差し止めることができませんでした。厚生労働省は、食品添加物と同じ考えで、使えるものだけをリストアップしその基準値が示されました。つまりお米で基準値がある農薬でも、小麦に基準値が無ければ、0.01ppmを超えて含有してはならないのです。基準が示されていない農薬は、一律0.01ppmの基準です。0.01ppmは一億分の1の値ですから、10万kgに1グラム混ざっている量です。この量が多いかどうかわかりませんが厚生労働省いわく「人の健康を損なう恐れがない量」とのことです。しかし農薬によっては、50ppmの残留基準値も有ります。お米の臭素が50ppm、シアン化水素が20ppm。50ppmは1000kgの中の5グラムですから、基準値ぎりぎりで、200キログラムの玄米を食べると1グラムの農薬を食べることになります。1日300グラムの玄米を食べるとして、2年弱で1グラムの農薬を摂取することになるのです。全農のホームページによると、全世界で食用作物に使用される農薬数が約700種類。国内では約350種類。たとえ微量にしろ、一生の間に、どれくらいの農薬を食べることになるのでしょうか。フジテレビ商品研究所に残留農薬基準が検索できるページがあります。農薬の数にビックリしますよ。農水によれば、生産農家が使用方法や回数をまもればほとんど問題ないそうです。なにが問題ないのか良くわかりませんが、あまり神経質になると食べるものが無くなるのも現実です。有機農産物すら残留ゼロを保証するものではないのですから。

Posted by 井村辰二郎 at 07:39 午後 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

お久しぶりです。
富山で行われたポジティブリスト意見交換会に出席してきました。
適正な農薬の使い方をしていれば基準値に程遠い検出結果しか出てこない
輸入野菜(主に中国産青果物)を取り締まるための制度であり、国産青果物については、もし、基準値をオーバーするような検出結果が出たとしても、それが全てではないので、消費者が適切に判断してくださいというような説明でした。

農薬数799種類 飼料用33種類のポジティブリスト

シンジロウさんから見たら、
「何やってんの?農水省」って感じですかねw

投稿: ベジフルマニアック | 2006年5月18日 (木) 20時18分

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