農薬てんこもり
前回、市販の苗が良くないと表現した。理由は、見た目は青々と美しいのだが根っこが張っていないし、ひ弱である。もうひとつ良くないところが有る。それは、床土の中に、殺虫剤と殺菌剤が混合されていることだ。殺菌剤は「いもち病」等の予防。殺菌剤は「ゾウムシ」や「ドロムシ」等の防除のためだ。以前は、苗箱処理として、苗箱の上からパラパラと粒状の農薬をかけていた。これはこれで、栽培農家の責任で、認可された農薬を使っているのだから使うなとは言えないが、最初から床土に混ぜられているのは危険だ。つまり、兼業農家などの非プロ農家が、農薬の使用目的や効果、生態系に与える影響などを認識しないで使うケースが多いことが問題なのだ。当然供給側も説明はしているだろうが、高齢者や経験の少ない兼業農家が、農薬の意味を理解せずに使用する場合も多いと思う。実際、先日田植えに出向いた時も「おじいちゃん、この苗は土の中に農薬沢山入っているね。どんな薬が入っとるがけ?」と尋ねると。「さー何が入っとるがかねー?田植えの後で農薬やらんでいいし、楽やって言っとったけど・・・」毒を自然界に撒くのに、その意味を考えず使うとは、なんと情けないことか。こんな農業が日本中で行われているのならば、国が言う環境保全型農業・食育の推進などナンセンスだ。まず、農業関係者全員が農薬を使う意味をもう一度考えてほしい。
稲にとって必要な菌も虫も全て殺してしまう。そんな技術が万能なはずなどないのだ。
Posted by 井村辰二郎 at 06:35 午後 営農 | Permalink
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コメント
mixiから来ました。
とても参考になるブログですね。
ちょくちょくお邪魔させて頂きます。
投稿: あけみ | 2006年5月24日 (水) 10時06分
コメントありがとうございます。mixの足跡もありがとうございます。地元の方に見ていただけるのが、嬉しく思います。発展途上ですが農業頑張ります。
投稿: 井村辰二郎 | 2006年5月24日 (水) 13時55分