帆立貝
函館に住む叔父から帆立貝が届いた。今晩の食卓に間に合うだろうか。早く帰らなければ間に合わない。
帆立貝は貝殻以外は食べれるが「うろ」と呼ばれる部位だけは食べないほうが良いそうである。カドミウムや砒素が多く含まれている場合が有るらしい。
産地の水産加工場では、この貝殻と「うろ」が産業廃棄物となり困っているようだ。貝殻はカルシウムやミネラル(微量要素)に富。「有機農家井村辰二郎」的には、有機肥料としてリサイクルすべきだと考えるが、そうも行かないらしい。カキ貝の貝殻はカルシウム肥料やニワトリの餌として再利用されているが、帆立貝はうまく利用されていないらしい。北からの運賃などがネックになっているのだろうか?北海道・東北の農家さん頑張って利用してください。(願
さて、問題になるのが「うろ」重金属が含まれるならば、堆肥化も困難。やっかいな廃棄物だ。実は、金沢農業も8年程前、金沢中央市場等から出た魚のアラ(頭や骨、内臓)と米ぬかを粉にした魚粉を、ぼかし原料として近くの処理施設から買った時期があったが、中止した経緯がある。魚の内臓から重金属が検出されるという新聞記事を読んで、直感的に危ないと感じたのだ。
山の湧き水から始まりミネラルを多く含だ川の水ミネラルは、プランクトンの餌となりやがて食物連鎖の長である大型魚の胃袋へ入り、最終は人間や野鳥の胃袋へ入る。山林や大地が汚染されれば川、海が汚れ、やがて人に帰ってくる。農薬で危険視される環境ホルモンも同じである。
リサイクルは重要だが、それ以前の抜本的な問題が多いようにかんじる。美味しい「カニ味噌だわ」なんて言ってられるのも、私の代で終わりかもしれない。
帆立貝を見て「森は海の恋人」の著書で有名な畠山重篤さんの活動を思い出した。改めて素晴らしい活動だと思う。とにもかくにも環境問題は、自分のできることから始めるしかないのである。
食事前で、魚好きな方には申し訳なかったが、海のものとて大地に深く関係していることを意識して欲しかった。
海の汚染の話はともかく、今晩は、帆立を美味しくありがたく頂くことにする。
熱燗でキュッと。いけません。いけません。節酒中でした。
一句 「海恋し 山彦食らい 落ち帆立」
Posted by 井村辰二郎 at 07:09 午後 日記・コラム・つぶやき | Permalink | コメント (0) | トラックバック (2)



























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