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2007年3月22日 (木)

「タミフル」もう「こりごり」

もう4年前になるだろうか?能登の温泉に行ったとき、娘がグッタリして高熱が出た。インフルエンザだ。急遽予定を変更し、自宅の前にある掛かり付けの小児科院へ向かった。40度を超える高熱に徹夜の看病をした。そのとき処方されたのが「タミフル」この時の体験は一生忘れないだろう。
娘の容態がおかしくなったのは夕方。高熱にグッタリしながらも、泣き叫ぶ。父母が近くにいるのに「ママは何処?」と叫んだり、パパにしがみついて離れようとしない。「怖い・怖い」を連呼し、顔がゆがむ。目がゆがむ。幻覚症状のためか突然笑い出したり、異常な行動をする。高熱のまま徹夜の看病が続いた。一睡もせず抱きしめ続けた。深夜に何度も病院に電話をして、医師に指示をあおぐが、安静にするしかないと言われる。「インフルエンザ脳症」の文字が頭から離れない。妻は狼狽するばかり。

幸い,翌日には落ち着き回復に向かう。

この時代、インターネットの検索で多くの情報が手に入る。「タミフル インフルエンザ脳症」検索して、多くの情報を得たが後の祭りである。当時からアメリカでの、患者の異常行動や、解熱剤との併用による脳症の危険などを指摘したレポートが多くあった。

翌日、信頼する医師の先生に昨夜のことを話しても「高熱がでるとよく有る事よ」と聞き流される。「タミフルは怖い」心の中で叫ぶだけだ。

さて、多くの薬が世に出回る現代社会。人に対して、動物に対して、植物に対して。

薬が多くの方の命を救う事も確かである。しかし、その薬により結果として命を失う、あるいは後遺症を負う場合もある。

個人の医師の情報収集能力にも限界がある。親の判断も正しいとはかぎらない。

国の判断とて、絶対ではない。

人の命とは何ぞや?薬とは何ぞや?

「タミフル」報道から考える事が多い。

草かんむりに楽しい。「薬」とは何ぞや?

※デリケートな内容なので、句はお休みです。

Posted by 井村辰二郎 at 06:40 午前 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

そんなことが本当にあるのですね。想像しただけで怖い。ムスメも先日、溶連菌で小児科へ(多分同じ先生かな?)今までほとんど薬を飲ませたことがなかったので、かなり薬が強いらしく、症状を行って問い合わせたけど「高い熱がでたからよー」という答えに少し疑問を感じていました。悩みますね。

投稿: りょう | 2007年3月22日 (木) 22時11分

りょうさん、おはようございます。たぶん同じ先生ですね。向かいに住んでいるので、子供が幼い頃は、喘息もあり、相当ご迷惑をかけました。熱心で、365日ほとんどお休みせずに医療に携わってらっしゃいます。その意味では、尊敬・信頼できるよい先生だと思います。最近は子供たちも強くなり、ほとんどお世話になりませんが、ここ数日はインフルエンザが流行ってきたらしく、駐車場いっぱいですね。火曜日などは、夕方遅くまで駐車場がいっぱいでした。溶連菌も怖いですね。抗生物質ですか?
子供の健康の事を考えると、世のお母様方のご苦労に、頭が下がります。
子供たちが皆、元気に成長しますように。(祈

投稿: 井村辰二郎 | 2007年3月23日 (金) 08時48分

読んでいるだけで心細くなって泣けてきます。うちの子も、夜中に「耳が痛い」と激しく泣き出して、一晩中おろおろしたことがあります。薬を飲ませたくなくて、中耳炎に効くという「ゆきのした」を探して、真夜中の豪雨の中を歩きまわったり・・(その後、ゆきのしたをベランダに植えました。でも即効性あるのかな~)とにかく心細い。しかも小児科のお医者さんが激減しているというんですから。・・日本よりずっと経済的に貧しい国でも医療と教育がただという国もあるそうなのに~。

投稿: クズハ | 2007年3月24日 (土) 16時37分

クズハさんこんにちは。コメントありがとうございます。子供は親に命を預け、親は医師に命を預け、医師は学会や製薬会社、厚生労働省からの情報に頼るしかない。子供たちが弱者であること。親が力不足であること。社会が弱者本位では無いこと。学び考えることが多い今日この頃です。(少し体調不良で文章が支離滅裂)失礼しました。

投稿: 井村辰二郎 | 2007年3月24日 (土) 16時57分

クズハさんコメントにわり込み
ユキノシタ良いと思うよ
1歳の時に中耳炎に通ったら1ヶ月の通院にうんざり!
その後、熱が出て「耳いたい」と言ったら、ユキノシタのしぼり汁を綿棒でつけてました 小児科で耳を診てもらったら耳の中が緑で怪しかったと思いますけど・・・ユキノシタが手に入らなかったら、ごぼうの汁でも良いそう 

投稿: りょう | 2007年3月24日 (土) 20時21分

りょうさん、クズハさんおはようございます。妻の友人もユキノシタをよく使っているそうです。しかし、素晴らしい知恵を探し記憶し、実践する素敵な女性が、私の周りに何人もいらっしゃる事を嬉しく思います。
素敵なママ達に脱帽です。

投稿: 井村辰二郎 | 2007年3月25日 (日) 04時55分

素敵というか、私の場合ケチも入っているのですが・・りょうさん、ごぼうの汁ですかー。ゆきのしたは、なかなか汁が溜まらないから、ごぼうのほうがいいね。ごま油もいいらしいんですが。

娘の中耳炎の後日談。夜通し泣いた翌朝、耳鼻科につれていったら、案の定、急性中耳炎と診断され。抗生物質を渡されました。飲ませずに数日様子を見たあと、再度医者へ。本物の中耳炎になっているといわれ、数ヶ月通院しろと・・・・

やっぱり抗生物質を飲ませなくちゃいけなかったのかな?と後悔していたら、その日に、娘は40度の高熱を出しました。熱がひいた後、別の耳鼻科に連れて行ったら、「中耳炎の症状はありません」と言われました。高熱が耳の消毒をしてくれたんかな。

それ以来、耳が痛いと言わなくなったよ。熱って、必然的に出るときもあるのかなと思っています。

投稿: クズハ | 2007年3月26日 (月) 23時26分

うーん。治って良かったです。ハラハラしながらコメント拝見しました。
抗生物質や薬の是非は、農薬の問題と似ている気がします。むやみやたらに予防的に使うのは反対ですが、薬で命を取り留めた方も多くいらっしゃるのも事実です。難しい問題ですね。インフルエンザに戻りますが、海外の多くの国は、高熱をこらえて回復を待つのが常識だそうで、日本ほど薬に頼ることはないそうです。子供の治癒力や免疫の力を信じることが、なかなかできないのは、親として当然ですし、もっと強い信念・英知により薬を使わないことも真理。「大丈夫、このままほっときなさい」と責任を持って言ってくれる専門家(医者?)がいてくれればどんなに心強いことでしょうか。
畑に害虫が発生しても、責任をもって「このまま見守りなさい」と言ってくれる専門家もいません。
薬の是非を証明できるほどの知識は持っていませんが、もっと沢山の研究者の方に、代替医療の研究をして、その成果を世に示して欲しいと思います。
薬害エイズ・タミフル問題のように、現代薬の研究開発・普及に、行政・製薬会社・医療関係者等の利害が少しでも関係あるのならば、別の意味で現代医療に不信感を持ってしまいます。
得意の難解長文になってしまいましたが、私のミッションは有機穀物の生産性を、世に示すことです。頑張ります。
最後に「ケチ」と「質素倹約」は意味が違いますので、間違わないようにして下さいね。(笑

投稿: 井村辰二郎 | 2007年3月31日 (土) 11時37分

初めてコメントします。
私は薬剤師で、かつ製薬会社に勤務しておりますが、学校・会社で学べば学ぶほど、これ以上薬は必要無いのではないか、という気がしてなりません。。。私個人の考えですが、体は、病気を治すために熱を出したり、鼻水を出したりしているように思うのです。
それで自分は薬(有機合成したもの)が嫌いで、ほとんど飲みません(葛根湯などの漢方薬は飲みます。)。ただ、今は子供がいないのですが、子供を持ったときに、そんな事を言っていられるか・・・難しいですね。
今コメントをしながらも、公の場で薬について、こういう発言をして良いのかどうか、迷っています。薬剤師の免許を持っていても、すべての薬と病気について、正しい知識を持っているわけでは無いと痛感します。自分の発言に責任を持つって、難しい事ですね。「ほうっておきなさい」と言えない医師の気持ちが、少し分かります。ほうっておいても、薬を飲ませても、亡くなってしまう可能性はあるのですから。

タミフルについて、既にご存知かもしれませんが、飲んでもインフルエンザウイルスの増殖を抑えるだけで、ウイルスを殺す薬ではありません。飲まないより、少し(1日くらい、と言われる方もいました)早く治るだけです。こういう情報を、薬剤師さんがきちんと把握して、お薬と一緒に患者さんに伝えてあげて欲しいものです。。。

長文になり、申し訳ありません。薬の嫌いな私は、食べ物も薬を使っていないものが好きです。がんばってください。

投稿: k | 2007年3月31日 (土) 22時18分

Kさん
感慨深いコメントありがとうございます。
私は、近代医療も慣行農法も批判したくありません。
Kさんの様な考えを持っている方が、医療関係にも多くいらっしゃる事も心強く思います。
人類は発展途上で、不完全・罪深いもの。
自分が携わる事が出来るで所で、最善を尽くす。
Kさんのコメント、心から嬉しく思います。

投稿: 井村辰二郎 | 2007年4月 1日 (日) 20時01分

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