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2007年3月 2日 (金)

日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会

NPO法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会。通称JONAの平成18年度定時総会出席のため上京した。JONAは日本農林規格JAS法に基づく、有機JASの登録認定機関である。つまり、私が生産した有機大豆、有機小麦、有機米などは、JONAの認定により、有機JASマークの表示が可能になる。
JONAとは有機JAS法がスタートする以前からの付き合いで、当農場が有機JAS施法と同時に有機農産物の生産ができたのもJONAとのご縁があったからこそである。
私が有機農業をはじめた頃は、有機栽培に対する国の基準は無く、農家が独自の基準で有機農業を行っていた。私の父親などは、有機肥料を使えば有機栽培だと言い張っていた位だ。今以上に農家の意識に温度差が有ったのも事実である。私も有機栽培とは何ぞや?と悩んだ。無農薬・無化学肥料は当然だが、当時有機認証に対して先進的であったヨーロッパ等の事情を調べるうち、オーガニックと言う言葉は「第三者から認定される」ということが語源であることがわかった。つまりある基準で、第三者による客観的な認証が必要だという事である。なるほど、自分の解釈で、なんちゃって有機栽培をしていてもダメなんだ!!直感的に有機認証の必要性を感じた。当然、勉強にもなる。
調べると、当時有機認証団体は少なかったが、なんと我が県、石川県が独自の認証基準を持って先進的に、有機認証を行っているではないか。これは素晴らしいと、相談に行ったが。大きな二つの壁にブチ当たった。まずは当時河北潟干拓地で行われていた野ネズミ防除・赤カビ病防除の農薬の空中散布、そして隣接農家との同意書である。前者により緩衝地帯を150メートルとる事を言われ、後者により隣接農家全員のハンコをもらってくる事と言われた。一区画40メートル×150メートルの河北潟干拓地で150メートルの緩衝地帯をもうける事は、事実上不可能であり、隣接農家の同意を得る事も不可能であった。結局、石川県からの認証取得はあきらめ、悩んでいるときに民間の認証機関JONAの存在を知り、相談した結果、条件付きで前向きに認証のチャレンジを受けてもらえる事になった。当時のJONA認証を受ける準備を進めるうちに、有機JAS法が施法され、苦労は有ったが無事有機認証を得る事ができた。
有機JAS法は、消費者保護の為の法律である。生産者にとってあまりメリットが無いのだが、信用と言う意味では、当農場の発展に大きな力となった。
時代は変わり、有機農業推進法が施法されるなど、有機農業を取り巻く環境も変わってきた。今回の総会で、JONAの理事に就任することになった。今まで、JONAを産み育ててこられた先輩理事の方々から、若い力で協会を発展させるようにと激を頂いた。JONAに対する恩返しと、有機農業の振興の為に、更なる精進を誓った。

「有機農家井村辰二郎」まだまだ発展途上で有る。

一句 「厄あけて 役多くなり 躍く心」

Posted by 井村辰二郎 at 10:28 午後 日記・コラム・つぶやき |

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