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2008年4月24日 (木)

担い手不在

一昨日、金沢市の事務局の召集で、平成20年産米 第4回方針作成者部会に出席した。
出席者は、金沢市内の生産調整方針作成者である金沢市農業協同組合・金沢市中央農業協同組合・倉山米穀(株)そして井村辰二郎(個人:別名ひとり親方)、オブザーバーとして北陸農政局の担当者が同席した。
議題は、
1、平成20年度 第一回金沢市水田農業推進協議会通常総会 について
2、県間調整の負担金について
3、県内調整の負担金について
4、農閑期における担い手育成事業について

主な議題は、1番の会議で議論される内容についてで、産地づくり交付金の使われ方や、金沢市水田農業ビジョンの一部変更などの説明であった。
平成20年度 第一回金沢市水田農業推進協議会通常総会については、存在は知っていたが、予算の内容や委員名簿を見たのは初めて。
私が参加したのは、生産調整の方針者同士の部会なので、通常総会に対する議決権は無いが、情報を知ることができたので、勉強にはなった。
もともと金沢市は山間部や開発による改廃農地が有るので、生産調整方針作成者である農協さんの下に入ったほうが、配分需要量は多くなる。
周りの農家からすれば、なにを物好きな?
生産調整方針作成者になる経営的なメリットなど無いと言う事になる。
まあ、私が方針作成者になった経緯はさておき、

1、平成20年度 第一回金沢市水田農業推進協議会通常総会の委員の名簿を見た率直な感想が「担い手不在」である。
委員を挙げよう
1、金沢市農業協同組合代表理事組合長
2、金沢中央農農業共同組合代表理事専務
3、石川中央農業共済組合参事
4、金沢市農業委員会農政振興部会長
5、金沢市土地改良事業教会副会長
6、金沢農業振興協議会長(旧・金沢中核農家連絡協議会)
7、金沢農業振興協議会女性部長(旧・金沢中核農家連絡協議会女性部)
8、金沢市農業協同組合女性部長
9、金沢市中央農業協同組合女性部長
10、金沢市青年グループ連絡協議会
11、(株)米心石川営業部長
12、金沢市校下婦人会連絡協議会副会長
13、石川県消費者団体連絡会副代表幹事
14、石川県立大学教授
15、金沢市農林部長
さて、私の知る限り上記で専業農家は2名、結果的にその農家も稲作農家ではない。

農業社会?全般に言えることだが、重要な施策や決まりごとが有識者?と呼ばれる方々により議論され舵取りされることが多い。
金沢の水田農業ビジョンの策定に、水田の担い手が参加していないのは寂しい限りである。
全国の農業者は、決定事項に文句を言ったり、批判するのではなく、もっと議論の場に参加し、意見を述べるべきであるし、その仕組みづくりが必要である。
農産業と呼べる業界があるとするならば、もっと主体をハッキリさせるべきだ。
「担い手」とは「耕すだけの人」ではなく「考えて耕す人」でなければならない。

Posted by 井村辰二郎 at 04:54 午後 日本の農政について |

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