« 2008年9月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月17日 (土)

日本の農業は成長産業?

財団法人 日本国際フォーラム

第31政策提言「グローバル化の中での日本農業の総合戦略」(2009年1月14日発表)に、

「今こそ日本農業が世界市場に進出し、成長産業に転じる絶好のチャンスと捉えるべきである。」

と書かれている。

昨日の石破農林水産大臣記者会見では(平成21年1月16日)

「我が国全体の産業の在り方として、これから先、農林水産業というものを成長産業として位置付け・・・・・・・・・・・・・・」

なる発言があった。

半年前は、WTO EPA FTA 貿易交渉の足を引っ張っていると言われた日本の農業。

数ヶ月の間に何が変わったのだろうか?

急遽成長産業に祭りたてられる農業。

農業者としてはピンとこない。

財界やシンクタンクからの提言に踊らされること無く、農家はしっかりした意見やビジョンを持って自らの経営を発展させてゆきたいものだ。

求められているは、農業界内部からの改革のような気もする。

今風に言えば、農家自らの「Change」といったところだろうか。


Posted by 井村辰二郎 at 09:29 午後 日本の農政について | | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年1月 9日 (金)

保護か?育成か?

私達穀物生産農家の事だ。

毎年多くの農業予算が使われている。
私も受益者の一人である。

例えば、私が耕している河北潟干拓地。
この事業にも多くの税金が投入されてきた。

例えば、私がリースしている大型トラクター。
リース料に対して助成を受けている。

例えば、私が農地の購入の為に借りた制度資金。
利子に対して助成を受けている。

地域の農協が受けている助成金についても、私達組合員が受益者である。

まず、感謝しなければならない。

さて、米政策。
米価維持の為に
目には見えないが、多くの税金が投入されている。
昨年話題になった、ミニマムアクセス米。
国の備蓄米。
WTO交渉に費やされるコスト。

多くの国庫を投入しても、育つべき担い手が育っていない。
誰の責任なのだろうか?

食料自給率の問題
耕作放棄地の問題

WTO、EPA、FTAなどグローバリゼーションの中で各界から注目される日本の農業。

消費者の負担から税金での負担へ?
農業は、まるっきり保護される産業となるのだろうか?

組織改革を始めた農林水産省。
WTOや農業問題を取り上げる政治家。

さて、私達農家の意識はどうだろうか?
今年は選挙や、農業基本法の見直しが有り、農業会にとっては節目の年だと思う。

いくら農政が変わっても、農業の主体であるべき農民の意識改革が進まなければこの国の農業は変わらないと思う。
私を含め、農業者は今ある環境に感謝し、国の基たる使命を果たしてゆかなければならない。

外部環境に左右されない絶対的価値の創造と継承。
産業としての農業の可能性を信じて、攻めの経営を実践するのだ。
ぬるまゆにつかるにはまだ早い。

独語

Posted by 井村辰二郎 at 07:19 午後 日本の農政について | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 1日 (木)

明けましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

日頃は、私が生産した有機農産物を食べていただき感謝しております。
昨年9月から少しブログをお休みしていました。
多くの方にご心配をかけましたが、新しい年を迎え気持ちを新たに、日々の畑の様子や、私の農業のことを報告させていただきます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年の個人の年賀状に私が選んだ言葉は「感謝」
本年の井村家のスローガンです。
もちろん農業の現場でもスローガンは「感謝」。
自然や生き物、食べてくださるお客様、私たちの身の回りの全てのものに感謝して営農ができればと考えます。

私たち農家を取りまく環境もいろいろな意味で厳しいものがあります。
しかし、不平不満を言うのではなく、前向きに明るく
今与えられた資源を最大限に活用して、未来を切り開いてゆこうと思います。

「応援してね。日本の農業!」
私たちは与えられた環境で最善を尽くします。

井村辰二郎          元旦

Posted by 井村辰二郎 at 09:27 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)