2008年5月 9日 (金)

農場スタッフ募集!!

staff1.jpg

金沢農業では、新しいスタッフを募集しています。

日頃は「金沢大地」の食品を食べていただき大変感謝しております。

皆様の御愛顧のおかげで、私どもの商品も少しずつ販路が拡大 し全国の共同購入会様、ネット通販を通じた個人のお客様へ届けら れるようになりました。

これも一重に日本の農業、有機 農家を応援してくださる皆様のおかげと、心から感謝しております。

さて、有機穀物(オーガニック大豆・オーガニック小麦・オーガニック大麦・有機米)を中心に約150ヘクタールの規模で農業経営を行う金沢農業では、門前山是清第二農場の拡大に伴い、農業スタッフを若干名募集します。

平成20年5月  金沢農業 井村辰二郎

●金沢農業(農業生産法人ではありません)個人経営

正社員 (農場スタッフ)

●正社員(厚生年金・社会保険・雇用保険・退職金積み立て)は、
原則終身雇用を希望なさる方です。
●契約社員
何年かの期間を設定して、独立を支援します。
●研修生
短期の研修生として受け入れます。

※その他
農場の中に、宿泊研修施設があります。

面接は、随時行っています。
ご相談ください。

 

詳細は、076-257-8818 もしくはstaff@k-daichi.comまで、お問い合わせください。


 

Posted by 井村辰二郎 at 05:17 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 7日 (水)

サイクロン

ミヤンマーのサイクロンで亡くなられた方、行方不明の方、ご家族の方にお見舞い申し上げる。本日のニュースでは2万人以上の方が亡くなり、行方不明者も多いとか。
こんなに多くの命が数日のうちに失われるなんて信じられない。

サイクロン、ハリケーン、台風
年々凶暴になる熱帯低気圧。
今回の強力なサイクロンが地球温暖化と無関係だと言える学者はいるのだろうか?

農業の現場から何度もレポートしてきたが、ここ10年の気候は決して穏やかではない。
マザーネイチャー?寛大で優しい母?
そんな自然など存在しないのだ。
近年の気象はキレやすく凶暴で秩序を持たない。

昨年・一昨年のオーストラリアの干ばつ。
自然相手の農業にとって地球温暖化は深刻な問題である。

さて、今回の災害に対して日本の農民ができることは無いのだろうか?
私達の税金から政府がお金を出したり食糧を支援するのだろうが、
例えば生産調整の為の保全管理の水田に支援用のお米を栽培して、その分を寄付する。
こんな運動はできないのだろうか?
全国の農家に募れば、相当の支援米が集まるような気がする。
もちろん私も含めて米作農家の経営は、決して余裕があるものではないが、
余った苗などをうまく活用して努力すれば、一俵や二表は捻出できるのではないだろうか?
実際、昨年は生産調整の数字が合わずに、青刈りした田んぼも有る。

さあ、運動を起こそう!!

しかし、旗を振っても、生産調整の数字にガンジガラメの農民の力は微力である。
生産者が主体で取り組む海外への人道支援米は、生産調整の枠の外にカウントできる。
こんな運用はできないものだろうか?

生産調整、何度考えても「もったいない」
天罰が・・・・・・・。

Posted by 井村辰二郎 at 06:21 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年5月 6日 (火)

農業のサスティナビリティ

トヨタ自動車の渡辺社長が年頭所感で、トヨタが昨年発表した「3つのサスティナビリティ」について述べている。
サスティナビリティの意味を調べると、「持続可能性」を意味する英語の"sustainability"のカタカナ表記だそうである。

トヨタさんのいう3つとは「研究開発」「モノづくり」「社会貢献」

日本人は英語に弱く、和製英語に飛びつく。
おしゃれでアカデミックでインテリジェンスなイメージ・・・・・・・。
ゴメンなさい、私も意味もわからずトンチンカンな言葉を多用していました
失礼^^

さて、難しいことはわからないが、私が十数年前に就農したのは、直感的に農業の永劫性を感じたからである。
別に、自動車メーカーに「持続可能性」が有るとは思わないし、農産業のほうがはるかにその可能性が有ると思う。
トヨタは農業に参入するつもりだろうか?
などと、とぼけたことを考えたりもする。
環境問題・バイオエタノール・生分解性プラスティック・・・・・・・・・。
結構現実味も有る。
株式会社の農業参入の話まで展開はしないが、農業は大切でサスティナビリティのある産業である。
金沢農業の経営理念は「千年産業を目指して」
私のミッションが実現すれば、トヨタより永く経営を持続させることになるかもしれない。
いや、持続させなければならない。

「農業」
なんと素晴らしい産業だろうか。
「環境」「地域」「雇用(人)」全ての要件を満たす産業。
この営みに従事できる事を誇りに思う。

若者よ、ためらわずに農業の世界へ飛び込むのだ。
素晴らしい世界が待っている。
(若者以外も歓迎です^^)
さあ、新規就農だ☆

Posted by 井村辰二郎 at 06:54 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 3日 (月)

今日は楽しいひな祭り♪

Hina
「明けましておめでとうございます」
なんて言ってたのが、早くも3月。
今日は、天気予報の予想通り、北陸金沢にも黄砂が舞い、畑や水田は春の匂いが漂っている様だ。
金沢大地から見える水田に、ぽつんと一羽のコハクチョウが、のんびり羽根をつくろっている。
群れは、北へ旅たったというのに、迷子になってしまったのだろうか。

麦畑の若草は、まだのんびりと畑に貼り付いている。

ももの節句
兼六園の桃の花は咲いているだろうか
などと考えながら、夕方六時近くになっても暗くならない家路に着く。
チラシ寿司と蛤が待つ我が家へ。

一句

「空かすみ 家路を急ぐ雛の家」 

08004

ランキングに参加しています。ポチット応援してください→

Posted by 井村辰二郎 at 05:27 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年7月16日 (月)

地震

また地震だ。豆腐を造っている最中に、グラグラときた。
最初はめまいかと思ったが、事務所のブラインドが揺れていて、地震と気付いた。
新潟が震源と聞き、上越の親しい農家さんに電話をすると、大きく揺れたが時間が短く被害は少なかったと言う。
しかし、柏崎市等、震源に近いところでは亡くなった方もいる様子。
午後の余震も大きかった。

被害が広がらないことを祈る。

Posted by 井村辰二郎 at 05:34 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月19日 (土)

農民芸術概論綱要

17日、二人の先生にお会いする為に、石川県立大学(前、石川県立農業短期大学)を訪れた。他界した叔父「井村光夫」が長くお世話になった大学だ。

まず、お会いした方は、宇佐川智也先生

羊の研究をなさっている先生で、6月3日に予定している。「羊の毛刈りとオーガニックウールクラフト体験イベント」の講師のお願いに伺った。

宇佐川先生とイベントについては、後日詳しく書きたいと思います。

そして、今日のタイトルに関係あるもう一人の先生が、田知本正夫先生

先生とは、数回お会いした事があるのだが、二人でお話しするのは始めてとなる。微生物や土壌の専門家であり、今後いろいろ教えて頂けると思うとワクワクする。

先生は引き出しの多い方で、様々な分野の興味深いお話を頂いた。

最も印象深かったのが、宮沢賢治の話。

タイトルの「農民芸術概論綱要」

有機農業や自然農法を実践する先輩方からは、まだ読んでなかったのか?
などと言われそうだが、先生にご紹介頂き、初めて読んだ。
うーん感動した。
単純な私は、宮沢賢治全集を買う為に、本屋へ走る。
6月1日から立ち上げる、食育・農育の為のコミュニティーサイト「あぐり.ハグハグ」このサイトと同時に開催される様々なイベント。
宮沢賢治の考え方は、このサイトの運営の為に参考になる。
私が探し求める農業の答えのヒントが隠されているような気もした。
良い時期に、よい文章に出会う事が出来た。
人生生涯学習、学ばなければ。
田知本先生、ありがとうございました。

Posted by 井村辰二郎 at 12:47 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (2)

2007年5月15日 (火)

今日の朝刊

News 本日付の北陸中日新聞さんの石川総合面に、2月に行われた「フェアートレードクラブal」さん主催の交流会の写真が載った。
記者の方「ありがとうございます」
内容は、alさんの活動を中心に、国産農産物やフードマイレージの事など、地産地消について肯定的な内容になっていた。
グラフや写真をうまくレイアウトして、他の記事もミックスして判り易く表現されている。

一部、自分が発言した内容とはいえ、記事として読むと、うーんなるほどと納得してしまう。

「新聞メディアがなくなるかもしれない」などと、インターネットメディア全盛とコラムで配信するジャーナリストもいるが、私は紙の新聞は無くならないと思う。
そう有ってほしい。

メディアが違っても、最後は人。
ジャーナリストの精神や哲学。
人としての力。
人力が重要なのである。
日本の新聞社には多くの優秀な人材がいらっしゃり、情報を配信している。

スピードについては、インターネットが有利な面もあるが。
ジックリスローに(あまりスローではダメですね)
物事を噛み砕いて、衝動を一回飲み込んだくらいの熟した記事が配信されたならば、その情報はスピードだけのそれとは別の価値が有ると思う。
うまく説明できないが、東西南北のニュースを過去の経験や知識を元に分析し、正確に加工して届ける。
紙の新聞についてはこんなイメージがある。
とにかく、全国の新聞社には頑張っていただきたいし、特に地方紙には期待したいです。
だって、地方の時代がやってくるのですもの。

一句 「朝の音 過去かみしめて 走り読み」  07045

Posted by 井村辰二郎 at 07:18 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年5月13日 (日)

あ蛇々!

002蛇嫌いの方「ごめんなさい」

虫・鳥・爬虫類ネタが続きますが、出ちゃったものはしょうがないですね。
有機麦畑の見回りをしていると、2匹の蛇に遭遇しました。
最初の蛇は小さな蛇で、恐る恐る近づくと死んでる蛇でした。
近くに食べかけの野鼠の死骸もあり、謎解きをした結果。
何かにやられたネズミの死骸に誘われて道路の中央にやってきた蛇だったが、車にひかれて死んでしまった。
こんな推理です。

可愛そうな野鼠と蛇さんでした。

さて、農場の見回りを続けると・・・・・・。

003 今度は大きな蛇が道路を横断。慌ててカメラに収めましたが、サッと茂みに・・・・。
ピンボケのブレブレ。
今日は蛇の日でした。

河北潟干拓地は、新しい人口の陸地なので、蛇など野鼠の天敵が少なく、野鼠防除が必要だと言われ「永い間、有人ヘリコプターによる農薬の空中散布が行われてきました」
時代の流れで、数年前から取り止めになりましたが、蛇などの天敵が確実に増えてきています。
自然は、一つの種族だけを増やさず、バランスを取る仕組みができているのですね。

さて人類。

戦争や先進国の少子化、AIDS、狂牛病、鳥インフルエンザ、食糧不足、地球温暖化。

人類が直面している様々な問題が、自然の摂理でないことを祈ります。

一句 「鶴亀蛇 めでたき人よ 考えろ」 07043

Posted by 井村辰二郎 at 02:58 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 5日 (土)

こどもの日

Koinobori

いらかの波と♪
雲の波♪

思ったよりも、良い天気になった。
世界の子供達の健全な成長を願って。


一句「空晴れて うつきの波と 田の水波」

07038

以下、8歳の娘が今日書いた日記です。

今日わたしは、アンネフランクのでんきをよみました。わたしはおもいました。せんそうはどうしておこるんだろう。どうしてつみのない子どもやおやがころされちゃうんだろう。イエス様は、つみ人(人間)のために、みがわりになってしんでくれたのに、どうしてイエス様にありがとうのきもちをもてないんだろう。せんそうは人びとの人生をめちゃくちゃにしているんだよってことを、わたしはまたどこかでせんそうがおこったら、そのときせんそうをやっている国のへいしたちに、そのことをおしえてあげたいです。

ちきゅうのみんなで手をつなごう。
人びとのこころをおもいやろう。

かみさまどうかせかいにへいわを!!!!

Posted by 井村辰二郎 at 10:05 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月28日 (土)

No music No life

Nomusic_2 午後からお休みを頂き、娘のピアノの発表会へ出演した。
30年ぶりのフルート演奏、緊張したのは言うまでもない。
音楽は大好きで、高校大学時代はバンド等もしていた。
芸術やスポーツ、趣味は人生の幅を広げてくれる。

仕事仕事仕事!!
嫌いな生き方ではない。
むしろ楽かもしれない。

仕事一筋で育ててくれた父と母。

「ありがとうございます」の言葉以外で表現できない。

さて、私が父親としてできる事は何だろうか。
自分らしく生きること。
子供が離れてゆくまでに、沢山の思い出作りをすること。
有機栽培農家「井村辰二郎」
幸せいっぱい、多忙である。

YouTubeはやめときます。(汗

一句 「生き方や 親子で響け永久の道」 

07034

Posted by 井村辰二郎 at 08:57 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (1)

2007年4月16日 (月)

兼六園

070415_141355_m 娘と息子が、兼六園へお花見につれて行けとねだる。昨年連れて行ったのが心に残っているのか、熱心だ。
日曜日の昨日、無料開放の兼六園へ家族と出かけた。

私の子供の頃は、春先の農作業で忙しく、夜桜を見に連れて行ってもらった記憶しかない。
満開の頃に行けることは少なく、しだれ桜や八重桜が印象に残っている。

兼六園の桜も見頃を過ぎ、花びらが舞っている。
そろそろ葉桜の季節となるが、これはこれで風流だ。

さて子供たち、香林坊から歩いて、兼六園に着いたとたんに「お腹がすいた」と暴れだす。
花見だんごを買ってくれと暴れる。

ははぁー☆
どうやら、子供たちのお目あては「花見団子」だったようだ。

070415_150742_m

「花より団子」
めったにおやつを買い与えない私と妻が、珍しく笑顔で財布に手を伸ばす。
子供たちの作戦にしてやられた。

本格的な田植えシーズンを前にして、心やすらぐ休日を頂いた。
感謝。

一句 「花吹雪 戸室の風や瓢池(ひさごいけ)」
07029

070415_133640_m_2



Posted by 井村辰二郎 at 06:29 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年4月 7日 (土)

能登は元気です!!

「能登は元気です!!」
「ブログや、口コミで、こう伝えてください。それが、次のボランティアです」
ボランティア終了後の受け入れ責任者の挨拶でした。

今日、石川県のバスに乗って、お手伝いに参加しました。
報道の通り、門前などで家屋倒壊などの被害は大きかったですが、人々の多くは、前向きに明るく生活しているそうです。
能登の観光に障害はなく、産品も元気です。
能登の海は、最高!!
能登の海産物、お米、農産物も最高!!

昨年、門前山是清の第二農場を拓き、能登にはお世話になっています。
今年も、山是清で、元気な有機大豆を育てられるよう、
頑張るぞー。
前向きに、元気に。
能登から元気を頂いた、一日でした。

以下、グルーヴィ高峰博保氏 が公開しているサイトです。

能登は元気に営業中http://www.groovy-net.co.jp/front.html

Posted by 井村辰二郎 at 06:34 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年4月 5日 (木)

寒い寒い

070405_071616_m 寒いは懐?

心?

いやいや、気温の寒い。

東京では雪が降ったらしい。金沢もミゾレが降った。

金沢農業では、水稲の種まきのピークだ。
温湯消毒→浸水→催芽→種まき→(芽出)→ビニールハウスに並べる
お米の苗を作るときの流れだ。
今年金沢農業では、温床電熱で強制的に温度をかけて、発芽を揃えるための「芽出行程」を省略。

種まき後に、直接ビニールハウスへ並べる方法を選択した。
1、発芽が揃わない。
2、発芽ムラができる。
3、生育が数日遅れる。
などのリスクが有るが、最も怖いのがカビ等による病気や床土の腐敗。

有機栽培の苗は、殺菌剤などの農薬を一切使わない。また、化学肥料を使わずに有機肥料の為、カビや様々な菌にとっても快適な環境なのだ。

水稲の芽が出て成長するには、ある程度の温度が必要で、この低温は心配だ。有機栽培では、化石燃料でビニールハウスの温度を上げるのも厳禁。

この低温は、心配で心配でたまらない。

070405_071839_m

今日朝、恐る恐る保温シートをめくってみると、ほんの少し芽が出ていた。おー頑張ったなー!!

でもキレイに出揃うまでは安心できない。

春先の有機栽培育苗は、大変神経を使う、ハラハラドキドキの作業だ。


一句 「はれの日は みんな揃ってご挨拶」

07021

Posted by 井村辰二郎 at 07:54 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年4月 2日 (月)

機有るべし

070316_140443_m 3月に行われた「農を変えたい!全国運動 有機農業技術会議」で聴いた、京都大学の西村和雄教授のお話が印象に残っている。
「有機農業」の「有機」と言う言葉を決めるときに、雪印の創業者である故黒澤酉藏氏に、意見を伺ったところ、有機の間に「返りレ点」をつけられて「機有るべし。よい言葉だ」と意見なさったと言う。
ここ数日、農業以外の事でも「機」について考えていた自分が、携帯電話の写真を整理していて、お話を思い出した。

「機」を辞書で引くと
「物事の起こるめぐり合わせ」
「心や物事が複雑にからんで起きる作用」
「物事の働きの中心。だいじなところ。」とある。

農業から離れてもよい言葉だと思う。

オーガニックよりもよい言葉だと思う。

「有機栽培」

先人からよい営みと、お言葉を頂いた。

日々、感謝である。

一句 「機が有れば 実熟すなり垂れるなり」

07020

Posted by 井村辰二郎 at 08:33 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年3月30日 (金)

美しき青きドナウ

イースターの季節だ。私は仏教徒だが、子供の幼稚園・小学校がカトリック系のためキリスト教の行事に触れる機会が多くなった。少し前だが、石川県県立音楽堂で行われた「イースター・チャリティー・コンサート~パイプオルガンと合唱の響き~」へ家族で出かけた。出演したOEKエンジェルコーラスに娘の友だちがでいて、黒瀬恵さんのパイプオルガンの演奏で「美しき青きドナウ」等、美しい天使の歌声を聴く事ができた。ドイツ製のパイプオルガンの調べは美しく、郷土の施設の素晴らしさにも感動した。

070321_140439_m

さて、イースターと言えば、玉子とウサギ。実は、このコンサートの共催者は「森の玉子」で有名なイセ食品さん。お隣の富山県の会社で、会長の伊勢様には、大変にお世話になっており、私が最も尊敬する経営者の一人だ。伊勢会長は絵画や音楽芸術に造詣が深く、このコンサートもイセ食品さんのメセナ活動のひとつだ。

イースターの本場、ヨーロッパの異常気象も深刻で、昨年の冬は大雪。一転して今年は暖冬。スキー場は雪不足。と思えば、先週ウィーンで40センチの雪が降ったそうだ。ここ数年は日本と同じような気象とのこと。単純な私は、ヨーロッパモードの一週間だった。

070321_161126_m

写真は、音楽堂のパイプオルガンと娘のイースターエッグ。

一句 春うさぎ ヴィナ美しき 峰青く 

07018

Posted by 井村辰二郎 at 04:49 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月25日 (日)

金沢で震度5

9時42分頃、石川県輪島市の日本海側を震源地とする、マグニチュード7.1、震度6強の地震があった。
私が住んでいる、金沢市で震度5。かなりゆれた。
休日で家にいるので、家族と共に冷静に対処できたが、井村家の危機管理は十分ではないなと、再認識させられた。
学生時代に関東に住んでいた頃は、多くの地震を体験した。昭和57年度に、大学入試で上京した際に体験した地震と同じ位、あるいはそれ以上だったかもしれない。

20秒以上の長い揺れだったので、正直最悪のケースを考えると、怖かった。

北陸は地震の少ない地域だけど、突然やってくる地震は誰にも予想できない。

緊急時の避難動線。持ち出す物、衣食住対策。妻と対策を練る必要が有る。人は、体験しないとわからない事が多く「のど元過ぎれば熱さ忘れる」と言う事もある。本日すぐに、出来る事をしたい。

あー怖かった。

※句はお休みです。

Posted by 井村辰二郎 at 10:07 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (11) | トラックバック (2)

2007年3月24日 (土)

送歓迎会

昨日、金沢大地・金沢農業合同の送歓迎会を行った。金沢大地は3年間働いてくれた方が退社し、新しい社員を一名を迎えた。金沢農業は一人退社し、二名の新しい社員を迎える。
この時期は、出会いや別れの多い季節。
これまでも、いろいろな出会いや別れが有ったが、出会いは嬉しく、お別れは悲しいものだ。

10年前は、父母と私だけで家族経営していた事業だが、4月からは、金沢大地・金沢農業を合わせて、11名が働く職場になる。
経営者としての責任も大きくなってきた。
やっと、二つの事業体の福利厚生が整い、スタートラインについただけのような気もする。

この先の10年。経営者としての真価が問われる。少し弱気だが、いろんな意味で険しい航海に乗り出してしまったのかもしれない。

一句 「何故群れる 果実や暖気 夢向こう」

07017

Posted by 井村辰二郎 at 09:28 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007年3月22日 (木)

「タミフル」もう「こりごり」

もう4年前になるだろうか?能登の温泉に行ったとき、娘がグッタリして高熱が出た。インフルエンザだ。急遽予定を変更し、自宅の前にある掛かり付けの小児科院へ向かった。40度を超える高熱に徹夜の看病をした。そのとき処方されたのが「タミフル」この時の体験は一生忘れないだろう。
娘の容態がおかしくなったのは夕方。高熱にグッタリしながらも、泣き叫ぶ。父母が近くにいるのに「ママは何処?」と叫んだり、パパにしがみついて離れようとしない。「怖い・怖い」を連呼し、顔がゆがむ。目がゆがむ。幻覚症状のためか突然笑い出したり、異常な行動をする。高熱のまま徹夜の看病が続いた。一睡もせず抱きしめ続けた。深夜に何度も病院に電話をして、医師に指示をあおぐが、安静にするしかないと言われる。「インフルエンザ脳症」の文字が頭から離れない。妻は狼狽するばかり。

幸い,翌日には落ち着き回復に向かう。

この時代、インターネットの検索で多くの情報が手に入る。「タミフル インフルエンザ脳症」検索して、多くの情報を得たが後の祭りである。当時からアメリカでの、患者の異常行動や、解熱剤との併用による脳症の危険などを指摘したレポートが多くあった。

翌日、信頼する医師の先生に昨夜のことを話しても「高熱がでるとよく有る事よ」と聞き流される。「タミフルは怖い」心の中で叫ぶだけだ。

さて、多くの薬が世に出回る現代社会。人に対して、動物に対して、植物に対して。

薬が多くの方の命を救う事も確かである。しかし、その薬により結果として命を失う、あるいは後遺症を負う場合もある。

個人の医師の情報収集能力にも限界がある。親の判断も正しいとはかぎらない。

国の判断とて、絶対ではない。

人の命とは何ぞや?薬とは何ぞや?

「タミフル」報道から考える事が多い。

草かんむりに楽しい。「薬」とは何ぞや?

※デリケートな内容なので、句はお休みです。

Posted by 井村辰二郎 at 06:40 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (10) | トラックバック (2)

2007年3月20日 (火)

「不都合な真実」

070320_061220_m 070320_061241_m 観たいのに観にゆけない。「不都合な果実」アメリカのゴア元副大統領のドキュメンタリー映画。国際社会がCO2削減を協議した京都会議から退席した「あのアメリカの」ドキュメンタリーだ。アメリカでは映画の上映から、環境問題への関心が高まっているらしい。
さて、彼岸を前にした金沢の天気。
昨晩から雪が降り、朝は数センチ積もっている。暖かい2月に寒い3月。「2月と3月が逆だったね」こんな会話が交わされる。
有機農家の営みの中でも、この気候は異常だ。お米の種まきをしようという時期にこの雪である。

本当に「千年後も耕していられるのだろうか?」

一句 「なごり雪 風流などと言っとられん」

07016

Posted by 井村辰二郎 at 06:32 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年3月17日 (土)

「インターネットこれまでの10年これからの10年」

070315_110252_m 070315_133558_m 話が前後するが、3月15日アップグレードふくいプラスへ参加した。「インターネットこれまでの10年これからの10年」と題して、ふくい産業支援センターさんが主催した、イベントだ。
参加してい下さった先生は、
佐々木 俊尚 氏(フリージャーナリスト) 木下 修 氏((株)アスキー編集長) 村上 肇 氏((株)創 代表) 平山 泰朗 氏(全国EC協議会 理事長) 田嶋 節和 氏((株)サーフボード代表取締役) 神田 敏晶  氏 (ビデオジャーナリスト)

思えば、脱サラして10年。前の会社を退社する前にお手伝いした最後の仕事が、「石川新情報書府」のコンテンツ制作プロデュース、NTTのOCNプロモーションだった事を思い出した。
有機農業の世界に飛び込んで10年。農産物の生産や商品企画、営業活動に追われて人任せだったネットショップ運営、そろそろ主体的にWebビジネスと向き合う時期に来たと思う。いや、10年出遅れた感じだ。
あれから10年。その変化のスピードと変化の内容を再検証し、これからの10年を考える場として、大変勉強良い機会だった。誘って下さった遠田さん(中小企業診断士でITコーディネータ)良い機会を頂きありがとうございました。

一句 「武勇伝 今は半年一昔」

Posted by 井村辰二郎 at 06:16 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (2)

2007年3月16日 (金)

農を変えたい全国集会in滋賀

070316_131437_m 070316_133959_m

 

農を変えたい全国集会!!in滋賀に参加した。残念ながら日帰りで、今帰ってきた。(まだ事務所)明日は水稲種もみの温湯消毒を予定している。
現在組織立ち上げの最中である「石川県有機農業協議会」として、農場スタッフのT君・S君の3人で朝8時過ぎに出発した。他の仲間も誘ったが、春の仕事は忙しく、当農場スタッフのみの参加となった。(尊敬する北村会長の農業生産法人六星生産組合の方と会場でお会いできたのが嬉しかったです)

京都大学農学部の西村先生の講演から始まり、2部のパネルディスカッションでは、茨城大学農学部の中島先生、ジャパンバイオファームの小祝先生、土佐自然塾の山下先生、秀明ナチュラルファームの佐古先生、民間稲作研究所の稲葉先生、堆肥・育土研究所の橋本先生、自然農法国際研究開発センターの藤田先生のお話と、参加者との意見交換も有り、大変有意義な会だった。夜の懇親会や、明日の分科会に出席できないのは残念だが、明日の農作業が待っているので、後ろ髪を引かれながら会場を後にした。

070316_114303_m

一句 「学び行くも 目が行く彦根の小麦畑」070316_114317_m

Posted by 井村辰二郎 at 08:45 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月 7日 (水)

加賀雪梅

雪が積もった。今年に入ってからは、初めてのまとまった降雪。地温が有るので、数日で融けると思うが、天気図では冬型が続く。不可思議な天気だ。中村酒造さんから届いた「有機純米酒 加賀雪梅」(私が有機酒米五百万石を栽培している)今年も辛口に仕上がっている。
しぼり立ての生酒を利きながら、不思議な季節感を味わう。桃の節句も過ぎたが、結婚記念の我が家の梅は、花が開いたばかりだ。庭の雪梅を見ながら一杯。もうすぐ種まきも始まるな、などと農作業の段取りを考えながら、今年の一年を想う。節酒の事など、どうでも良い気分になる。

070308_071212_m  

一句 「利く酒と 雪梅めでる やあ一杯」

Posted by 井村辰二郎 at 08:58 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年3月 5日 (月)

主体的な需給調整システム?

※長文・難解失礼します。農政に興味の無い方は、時間がもったいないので、読まないでください。

「農業者・農業者団体の主体的な需給調整システム」

本日、金沢市内の生産調整方針作成者が集まった協議会へ参加した。農業関係者ですら理解が難しい「農業者・農業者団体の主体的な需給調整システム」のタイトルを挙げてしまって、どう日記を書き進めようか迷い、後悔している。(止めようかなぁー)

平成19年産水稲の生産調整配分を調整する会議だ。
昔は減反や生産調整と表現されたが、国や農業団体の押し付けではなく、生産者自らが考え生産量を決める仕組みである。
つまり、面積による半強制的な減反から→国から数量(作っても良い生産量)を配分してもらう仕組みに変わり→平成19年度から、国の情報提供を元に、地域で生産数量(結局は面積)を決め、生産者の意思で生産調整を行うと言うことである。

金沢農業は、父親の代から減反・生産調整は達成しており、その意味では優等生である。
しかし、全国の水稲農家には、その地域や経営の環境により様々な方がおられる。
1、減反・生産調整には参加せずに、作りたいだけお米を作ってきた。
2、生産調整には参加しているが、未達成である
3、生産調整に参加し、目標を達成している
今までは、こんな感じだったが、これからは
1、専業農家(担い手)だが補助金も何も要らないので、自己責任で作りたいだけつくる。
2、兼業農家なので、作りたいだけつくる。
3、兼業農家だけど、なんとなく生産調整に参加する。(今までもしていたし、自家菜園もしたい)
4、専業農家(担い手)として、生産調整に参加し、もらえる補助金はもらう。
どうやら、当農場は、結果として4、のタイプになりそうである。

※しかし、私は生産調整反対派である。持論を簡単に言えば(ASEAN+3カ国に米の市場開放を行い生産調整も廃止。EPA交渉を成立させ、同時にアジアの農村新興に協力する)「エエカッコしすぎ!!」バッシングの嵐が聞こえてきそう。もちろん国境措置が無くなれば、米価が下がり、結果として多くの水稲農家の所得が下がる。過疎地の田も荒れる。しかし、現実としてグローバリゼーションの中で潤う日本の財界(日本の物質的豊かさ)を維持する必要があるならば、米の国境措置、麦・大豆の高関税化にこだわるあまり、機会費用を失うのは、その意味では国益にならないことも理解できる。

さて、食料の60%を輸入する日本(カロリーベース)。国家食料安保なる考えや、国産農産物に存在意義を感じてらっしゃる方(良識ある生活者)の意見は横においておいて、全ての農産物を自由化してみたらどうだろうか。市場を開放し、作りたい人が、作れる人だけが耕する。膨大な農業予算を、もっと有意義な予算に回し、やれる人だけが農業を続ける。

どうなるだろうか?やってみればいい。

真綿で首を絞めるがごとく所得が下る事を想定し、成果を出せない農業構造改革をダラダラと続けるよりも、一思いに現実を認識させて「日本に農民は必要ない」位のメッセージをもらったほうが安楽死できる。言葉が悪かったが、
このままでは、補助金たよりの農業しか残らないのではないだろうか。

もちろん、今書いたような事が現実におこれば、私の農場も潰れるかもしれない。しかし、農民がゼロになる事は無いと思う。ゼロにならなければ再生できる。必要なものは残り、不必要なものは無くなるのである。

しかし、早く解決するだけが美徳ではないことも事実である。ウルグアイラウンド交渉からの10年。この先、品目横断的経営安定対策からの10年間。さらにその先の10年間・・・・。(近未来、歴史家の研究テーマ?)

「年月は」この国の農政・農業が成熟してゆくための必要悪なのかもしれない。

「農業」なんと「スロー」で「やっかいな産業」そして「素晴らしい営み」なのだろうか。

生産調整へのストレスから、少し乱暴な、文章を書いてしまったが、推敲する気力も無いのでこのまま残します。(1年以内に論文としてまとめます)ご批判・ご意見は受けますので、どんどんコメントしてくださいね。笑)

一句 「何故耕す 先祖代々こうしてる」

Posted by 井村辰二郎 at 07:02 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年3月 3日 (土)

池田晶子氏死去

池田晶子氏が、46歳で亡くなられた。
故人のご冥福を心からお祈り申し上げる。

「死ぬということは、人が本質的にものを考え始める絶好のチャンスなのである。」(池田氏)
故人は死に対する考え方を、色々な表現で語っていらした。
若すぎる死と言う事になるのだろうが、池田氏が直面した死はどの様な言葉になったのだろうか?興味本位で発言するのは不謹慎だが、知りたい。

一生の間に一度はお会できればと思っていた方が、亡くなった。週末は死についてプチ哲学することになりそうだ。

一句 「落ちたとて またつけるなり 東方朔  

合掌

Posted by 井村辰二郎 at 09:24 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 2日 (金)

日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会

NPO法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会。通称JONAの平成18年度定時総会出席のため上京した。JONAは日本農林規格JAS法に基づく、有機JASの登録認定機関である。つまり、私が生産した有機大豆、有機小麦、有機米などは、JONAの認定により、有機JASマークの表示が可能になる。
JONAとは有機JAS法がスタートする以前からの付き合いで、当農場が有機JAS施法と同時に有機農産物の生産ができたのもJONAとのご縁があったからこそである。
私が有機農業をはじめた頃は、有機栽培に対する国の基準は無く、農家が独自の基準で有機農業を行っていた。私の父親などは、有機肥料を使えば有機栽培だと言い張っていた位だ。今以上に農家の意識に温度差が有ったのも事実である。私も有機栽培とは何ぞや?と悩んだ。無農薬・無化学肥料は当然だが、当時有機認証に対して先進的であったヨーロッパ等の事情を調べるうち、オーガニックと言う言葉は「第三者から認定される」ということが語源であることがわかった。つまりある基準で、第三者による客観的な認証が必要だという事である。なるほど、自分の解釈で、なんちゃって有機栽培をしていてもダメなんだ!!直感的に有機認証の必要性を感じた。当然、勉強にもなる。
調べると、当時有機認証団体は少なかったが、なんと我が県、石川県が独自の認証基準を持って先進的に、有機認証を行っているではないか。これは素晴らしいと、相談に行ったが。大きな二つの壁にブチ当たった。まずは当時河北潟干拓地で行われていた野ネズミ防除・赤カビ病防除の農薬の空中散布、そして隣接農家との同意書である。前者により緩衝地帯を150メートルとる事を言われ、後者により隣接農家全員のハンコをもらってくる事と言われた。一区画40メートル×150メートルの河北潟干拓地で150メートルの緩衝地帯をもうける事は、事実上不可能であり、隣接農家の同意を得る事も不可能であった。結局、石川県からの認証取得はあきらめ、悩んでいるときに民間の認証機関JONAの存在を知り、相談した結果、条件付きで前向きに認証のチャレンジを受けてもらえる事になった。当時のJONA認証を受ける準備を進めるうちに、有機JAS法が施法され、苦労は有ったが無事有機認証を得る事ができた。
有機JAS法は、消費者保護の為の法律である。生産者にとってあまりメリットが無いのだが、信用と言う意味では、当農場の発展に大きな力となった。
時代は変わり、有機農業推進法が施法されるなど、有機農業を取り巻く環境も変わってきた。今回の総会で、JONAの理事に就任することになった。今まで、JONAを産み育ててこられた先輩理事の方々から、若い力で協会を発展させるようにと激を頂いた。JONAに対する恩返しと、有機農業の振興の為に、更なる精進を誓った。

「有機農家井村辰二郎」まだまだ発展途上で有る。

一句 「厄あけて 役多くなり 躍く心」

Posted by 井村辰二郎 at 10:28 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年2月28日 (水)

帆立貝

070228_185343_m 函館に住む叔父から帆立貝が届いた。今晩の食卓に間に合うだろうか。早く帰らなければ間に合わない。

帆立貝は貝殻以外は食べれるが「うろ」と呼ばれる部位だけは食べないほうが良いそうである。カドミウムや砒素が多く含まれている場合が有るらしい。
産地の水産加工場では、この貝殻と「うろ」が産業廃棄物となり困っているようだ。貝殻はカルシウムやミネラル(微量要素)に富。「有機農家井村辰二郎」的には、有機肥料としてリサイクルすべきだと考えるが、そうも行かないらしい。カキ貝の貝殻はカルシウム肥料やニワトリの餌として再利用されているが、帆立貝はうまく利用されていないらしい。北からの運賃などがネックになっているのだろうか?北海道・東北の農家さん頑張って利用してください。(願

さて、問題になるのが「うろ」重金属が含まれるならば、堆肥化も困難。やっかいな廃棄物だ。実は、金沢農業も8年程前、金沢中央市場等から出た魚のアラ(頭や骨、内臓)と米ぬかを粉にした魚粉を、ぼかし原料として近くの処理施設から買った時期があったが、中止した経緯がある。魚の内臓から重金属が検出されるという新聞記事を読んで、直感的に危ないと感じたのだ。

山の湧き水から始まりミネラルを多く含だ川の水ミネラルは、プランクトンの餌となりやがて食物連鎖の長である大型魚の胃袋へ入り、最終は人間や野鳥の胃袋へ入る。山林や大地が汚染されれば川、海が汚れ、やがて人に帰ってくる。農薬で危険視される環境ホルモンも同じである。

リサイクルは重要だが、それ以前の抜本的な問題が多いようにかんじる。美味しい「カニ味噌だわ」なんて言ってられるのも、私の代で終わりかもしれない。

帆立貝を見て「森は海の恋人」の著書で有名な畠山重篤さんの活動を思い出した。改めて素晴らしい活動だと思う。とにもかくにも環境問題は、自分のできることから始めるしかないのである。

食事前で、魚好きな方には申し訳なかったが、海のものとて大地に深く関係していることを意識して欲しかった。

海の汚染の話はともかく、今晩は、帆立を美味しくありがたく頂くことにする。

熱燗でキュッと。いけません。いけません。節酒中でした。

一句 「海恋し 山彦食らい 落ち帆立」

Posted by 井村辰二郎 at 07:09 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007年2月26日 (月)

風の谷のナウシカ

「有機農家 井村辰二郎」は、自分の農業経営の理念として「千年産業を目指して」を掲げている。何か悩んだり、迷ったりするときに、必ずこの理念に照らし合わせて検証する。場渡り的な決断ではなく、自分が死んだ後も価値として認められるか、千年先の子孫が幸せになれるか。もちろん未熟な事も多く判断を誤ることも多いのだが・・・・。

私は、有機大豆・有機小麦・有機大麦・有機米・減農薬米、合計250ヘクタール(2毛作分も含める)近くになる営農の中で、殺虫剤・殺菌剤・化学肥料はまったく使わない。

自分の哲学は、幼年時代自然と共に遊び、学校や社会に出て学んだことが、総合的に形?となってきたのだと思う。

さて、「風の谷のナウシカ」の中のセリフで「殺さないで、この子達は何も悪いことをしていないの」実は、殺虫剤について考えるときは、常にこのセリフが頭に響く、もちろん使う前提で考えるのではなく、コメントを求められたり慣行栽培農家が使用するのを見たときである。一寸の虫にも五分の魂。益虫・害虫、見境なしに殺してしまうのは、反対である。生態系の一部であり、彼らにも生まれいずるミッションがあるのだ。

自然を愛で、自然と共に営む。千年以上の良い風に守られ、生活を営む「風の谷の人々」の様に。日本人の心の中には、必ず受け継がれている真理だと信じるのは私だけだろうか。

お世話になっている先輩から、感慨深い詩をご紹介頂いて・・・。          

   「若麦と 陽虫鳥雨 先(せん)の風」

070226_114752_m_1

070226_115210_m_1 070226_121246_m

 

Posted by 井村辰二郎 at 09:27 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月24日 (土)

杭打ち

070223_092025_m 070223_092032_m_1 毎年恒例の河北潟一斉美化デー。農家が中心となりボランティアも参加する、ゴミ拾いだ。私とレンコン農家のM先輩は、桜の植樹チームに配属された。河北潟干拓地の堤防沿いに新たに100本の桜の植樹をする。新しく始まる農業政策、農地・水・環境向上対策の為、新しく組織された「グリーンアース河北潟」の活動だ。強風から桜の苗を守る為に、杭を2本づつ打ってゆく。昔、父親が元牛の放牧をしていたとき、杭打ちを手伝った事が有るが、中学生の私にはとてもできる仕事では無かった。畦塗り(田んぼの畦の修復)と杭打ちは、農業の仕事の中でもハードな仕事なのだ。今回は、細い杭で足元に傾斜があるので、最初は楽勝と思ったが、200本の杭を4人で打っていったので、延々と続く作業はさすがに結構キツカッタ(体がなまっている)。ともあれ、8時半に開始した作業が11時前には終了し、めでたしめでたし。いまから、桜並木が楽しみです。参加してくださったボランティアや関係者の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

北國新聞、本日の朝刊によれば、回収したごみの量は18トン、冷蔵庫や古タイヤ、様々なゴミが農地へ捨てられていたとのこと。不法投棄が多いのは、毎年のことだが、年々ゴミの量が増えていると感じるのは、私だけだろうか?

一句 「杭打てば 地より打ち出る 小春かな」

07001

Posted by 井村辰二郎 at 07:02 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月23日 (金)

拝啓・敬具

070223_112154_m_1 070223_112255_m 先般、金沢市高岡中学「職業人を囲む会」に参加した事をブログに書いた。昨日、12名の生徒たちから嬉しいお手紙が届いた。カリキュラムの一貫として、お礼状を書く勉強なのかもしれないが、御手紙を頂くのはやはり嬉しいものだ。(何故だか全員男の子からの手紙だった)字が綺麗なのにビックリしたのと、拝啓から始まり敬具で終わる手紙を拝見して、自分自身、長く手紙を書いていない事に気付いた。昨年の春にお世話になってい る先生に出したのが最後で、お世話になった方や、ご無沙汰している恩人に対して、年賀状以外のものは、一年近く書いていない。年賀状といってもパソコンで制作し、宛名書きまでプリンター任せである。妻は筆がたつので、一言づつ丁寧にコメントを書き加えているが、私はほとんど書き足していない。最近、池田晶子さんの「41歳からの哲学」を読み「言葉」や「書くこと」について、プチ哲学していたところだったので、生徒からの手紙を受け取って、考えるこが多くあった。言葉や手紙をコミュニケーションの手段と考えるならば、イーメールも同じく手段である。

有島健郎の「おしみなく愛は奪う」の中で、うる覚えだが(言葉は手段であり目的では無い、言葉を乗り物に例え、心を人に伝えるために、なんと不便な不自由な???乗り物に乗らなければならないのだろう)こんな風な一節があった。しかし、池田先生の本を読むと、言葉や手紙も目的になりうるような気がする。

手紙を書くことを目的に、手紙を書いてみようと思った。
中学生の時「手紙の書き方」と言う本を買って「ラブレター」の書き方を勉強した自分は、もう42歳の叔父さんである。

Posted by 井村辰二郎 at 11:51 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (3)

2007年2月16日 (金)

農林水産省

070213_192232_m 2月13日「全国有機農業団体協議会」の呼びかけで、北は北海道、南は九州まで、全国から集まった約50名(生産者・消費者・流通・認証団体等)と農林水産省の担当者約10名との意見交換会が行われ、私も参加した。「有機農業推進法」が施行され、今年度中に農林水産省による国の「基本方針」が策定される予定だ。2時間の会議の中で、要望や苦情、30年間日の目を見なかった日本の有機農業を実践されてきた諸先輩方からは、様々な意見が飛び出し、農林水産省の方々が苦笑いをなさる場面もあった。私も、有機穀物生産農家として、19年度から実施される「品目横断的所得安定対策」や「農地・水・環境対策」と有機農家がマッチしない現場の状況を説明した。

070213_165235_m_1 問題は多様で、施法後数ヶ月で全てが解決するはずなどないのだが、今回参加して良かった事は、農林水産省という、いろんな意味で巨大な組織が、生産者や生活者の声に、耳を傾けているという現実を体験することができたことだ。素直にありがたく、嬉しく思った。父親の時代ではあり得なかった事だとも思う。役員の中島先生も発言なさったが、いろいろな方々とのコミュニケーションを通じて、実のある政策に結びつけること。このことが大切と感じた。

当日参加してくださった農林水産省の方々へ、御礼申し上げるとともに、この国の農業を正しい方向へ導いていただきたいとお願いしたい。「美しい国日本」に、有機農業は必要な営みなのである。

Posted by 井村辰二郎 at 03:03 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 9日 (金)

総合学習「職業人を囲む会」高岡中学

金沢市立高岡中学校のお招きで、一年進路学習「職業人を囲む会」の講師として教壇に立った。今回私は初めての体験となったが、控え室にいらっしゃる様々な業種の講師の方々。20名位いらしただろうか。たまたま同じテーブルになったのが、車のディーラーさんと銀行員さんそして、民放ローカル局のベテランアナウンサーさん。石川県にお住まいの方ならお馴染みの顔だ。当然お話のプロであり、数年来この企画に参加してらっしゃるようだ。(余裕の大先輩でした)さて、私「有機農家 井村辰二郎」食育や有機農業の話をすることは多いが、進路学習なるものは初めての体験。中学生相手も始めてである。20分という持ち時間は短いようで長い。私の話が、就農者の増加に直接つながるわけではないが、農業代表のようだ。少しプレシャーを受けながらも、礼儀正しく純情な生徒さんたちに助けられ、大役を終えることができた。以下、ホワイトボードに書いたお話のエッセンスをまとめてみた。

農業→Agriculture
農業の起源→紀元前9000年 メソポタミア文明・チグリスユーフラテス川・シュメール人
農業は最も古い産業のひとつで、私たちの生活に深く結びついている
衣・食・住
衣→綿花・ウール・絹
食→農産物
住→イグサ(畳表)わらぶきの屋根
第一次産業→農林水産業
第二次産業→製造・建設・・・・・
第三次産業→流通・教育・サービス業・・・・
私の農業は今村先生が提唱した。第六次産業
※金沢大地の商品を見せて(有機醤油など)
農場→生活者まで
原料を生産し
加工して
生活者まで届ける
1+2+3=第六次産業(最近では1.5次産業やIT等4次産業・5次産業、様々な考え方を話す)
結び、
様々な職業が有り、農業もそのひとつであるが、全ての産業が複雑に結びつきあって社会が成り立っている。
職業に線引きをしないで、自由に夢を持って行動すれば、ヤリガイの在る職業に結びついて行く。
中学・高校・大学の勉強は必ず社会で役立つものであり今の時間を大切にして勉強してほしい。
※メソポタミア文明の話をこんなところで話そうとは中学のときは考えていませんでした。

子供たちとコミュニケーションをとりながら自分も楽しむことができ、良い体験をさせていただきました。関係者の皆様、なによりも純粋で良い目をしている生徒さんたちありがとうございました。

水を差すようですが、会社に帰ってきて、Yahooニュースのトピックスで、65%の先生が総合学習削減を・・・の記事を読んで、複雑な気持ちになりました。教育再生が子供たちにとって良い方向へ行くことを願ってやみません。(願うだけではだめで、何か行動を起こさなければ)

Posted by 井村辰二郎 at 05:43 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年2月 4日 (日)

フェアトレードくらぶ&コミュニティトレードal

昨夜は、野々市にある「フェアトレードくらぶ&コミュニティトレードal」さん主催の「農家とお客様の勉強会(交流会)」に招かれ、2時間近くお話しさせて頂い